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【会員紹介ブログ】寺田 和雄さん
【会員紹介ブログ】
こんにちは！エニシア浜松店です。
今回ご紹介する会員様は、寺田 和雄さんです。
日本人の父親と、フィリピン人の母親を持つフィリピンハーフの２３歳。
寺田さんは、生まれてから小学校５年生までは日本で暮らし、小学校６年生から大学生を卒
業するまでをフィリピンで暮らしました。
「日本の場合、中学校３年間、高校生３年間の計６年ですが、フィリピンでは中学校と高校
が一緒になった学校に４年間行くという感じです。大学は４年制ではなく５年制。なので日
本人よりも早く大学を卒業することになります。」
「フィリピンの大学では会計学、アカウンティング（企業会計）を勉強していて、卒業した
後はいろいろな試験を受けて資格を取ってから帰国しました。」
フィリピンで学んだことを生かし、現在のご職業は、浜松市内の税理士行政書士事務所の社
員をしています。
主に日本に住んでいる外国人向けのお仕事で、入国管理局や税金関係、外国人が個人事業を
立ち上げたときの会計などをしているそうです。
「例えば、日本からフィリピンに帰ったフィリピン人たちが帰国すると、退職金とか厚生年
金を一時金としてもらうんですよ。その時に税金として結構引かれるんですけど、日本の税
務署に申請すれば戻すことができるんですよ。そういうところで外国人の手助けをしてい
ます。」
「フィリピン業務の担当が僕だけなので、会計だけではなくて、広告宣伝とかもやっていますよ（笑）」
最初は日本で就職するとは思っていなかったという寺田さん。
なぜ日本の企業に就職したのか伺いました。
「帰国してから、４か月くらい遊んでいました。その時にちょうど国籍を選ぶ時期だったん
です。日本の国籍法で、２２歳になるとどちらかの国籍を選ばなくてはいけないんですよ。」
「そのままフィリピンで就職して暮らすという選択もありました。しかしフィリピンにも
どると普通に就職して、普通に働いて、普通の生活になってしまうんです。日本ではいろい
ろな仕事があるし、フィリピン関係や海外に関わる仕事にチャレンジしたいと思ったので、
日本国籍を選びました。」
「帰国してすぐは日本語が全然話せなかったので、日本語の勉強から始めましたね（笑）」
取材中、普通に日本語を話していたのですが、
なんとまだ２年しか日本語の勉強をしていないそうです！
２年でこんなにペラペラになるんですね・・・
「日本人の受ける日本語検定と外国人が受ける日本語検定があるんですけど、その一級を
取れば普通に会話できると思います。僕は外国人向けの日本語検定の一級はとりました。」
「勉強をするのは好きなんです。」
そう話してくれた寺田さん。
エニシアには仕事以外にも勉強目的で訪れているそうです。
「仕事で資料作成したりもしますが、仕事が休みの時とか仕事が終わってからもエニシア
に寄って自分の勉強をしています。今は、行政書士の勉強をしているんですけど、それは今
働いている事務所に勧められているから勉強しているだけで（笑）ほんとにやりたいのは会
計とか税理士の勉強なんです。」
「将来、税理士試験とか受けたいと思っているんですけど日本の公認会計士試験がすごく
難しいんですよ。英文なら問題なく挑戦できると思うんですけどね（笑）」
そんな仕事も勉強も熱心な寺田さんに将来のビジョンをお伺いました。
「将来は、東京の方に行って仕事してみたいですね。最初は自信なかったので、浜松で仕事
しながら経験を積もうと思ったんです。」
「東京の大学院にいって、仕事しながら海外に関わる会計や税金関係を勉強して、今の経験
をもっと上に持っていきたいです。」
「将来的には自分で日本とフィリピンを繋ぐ事務所を建てたい。外国人向けの会計事務所
とか」
素晴らしい夢！東京オリンピックもありますし、今後、日本と海外を繋ぐ仕事はとても需要
が高まってきますよね！
ちなみに、エニシアでどんな人と繋がりたい？という質問には、
「公認会計士の方や会計分野について勉強している方とお話してみたい」そうです！
寺田さんの今後の益々のご活躍を心より応援しております！
それではまた！
