REAL VOICE
AIを通して社会も個人も豊かに
【会員様紹介】AIの専門家、長屋茂喜さん
本日ご紹介させて頂く会員様は、長屋茂喜さんです。
長屋さんは現在、「社会福祉法人 悠泰の郷」の理事を務めていらっしゃいます。
老人ホームや介護、デイサービスなどを行っている施設で、管理やマネジメントを行っているそうです。
そんな長屋さんですが、大学時代よりAI(人工知能)の研究をし、卒業後もAI関係の仕事携わっていたそうです。
AIの専門家が、なぜ福祉施設を?
素朴な疑問をお伺いしてみました。
「大学時代よりAIの研究をしていて、卒業後は日立製作所中央研究所に入社し、様々な新しい技術や、新商品の開発に取り組みました。
そこで”自分でスタートアップからAIを取り入れた事業を始めてみたい”と思うようになっていきました。
AIが必要な業界や、これからの社会を考えたときに、老人ホームの需要がより高まると考え、自分で新しい施設を作ってみることにしました。」
自らの想いと、社会性を合わせた結果、福祉施設を始めることにした長屋さん。
その行動力に驚かされます。
では、なぜ”福祉施設にAIが必要”なのでしょうか?
「簡単に言うと、”業務を効率的にする”ということでしょうか。
例えば、今まで紙媒体で行っていた業務をシステム化することで、過去のデータを見やすくすることが可能になります。
他にも、社内用SNSを導入することで、利用者さんとのやりとりを共有出来るようになります。
趣味や想い、どのような対応を好んでいるのか。そのようなことを共有することで、スタッフ間での差がなくなり、利用者さんの満足度の向上に繋がります。
スタッフにとっても、誰かが先に接していて情報などがあれば、話しかけやすかったりしますからね。
業務の効率化を図り、さらに利用者さんとスタッフがWin-Winな関係になっていくようなシステムを作れることが、AI導入の大きな魅力だと思っています。」
AIと聞くとどうしても機械的な響きですが、人間同士のコミュニケーションの隙間を補ってくれる大切な役割も担ってくれるのですね。
現代社会において、AIの導入はこれから更に加速していくことでしょう。今までの当たり前が変わってしまうことも多くあると思います。
そんな社会に置いてかれないようにしたいなぁと、感じました。
そんな長屋さん、今後はAIの普及や、扱える人を増やしていきたいという想いを持っていらっしゃるそうです。
「AIなどの新しい技術の開発が進み、利便性が上がっていくのはいいことです。
しかし一方では、その流れについていけない人が生まれてしまうことも事実です。
IT関係の仕事と他の仕事との給料格差も懸念されています。
AIの情報を知っているかどうかで、今後のキャリアに影響が出るようになっていくかもしれません。
そういった中で、まずはもっとAIに接してもらえる機会を作っていけたらいいなと思っています。
AIを身近に感じてもらうことで、知識やスキルを身につけて頂けたらと考えています。
あとは、単純にAIの話ができる仲間が欲しいなぁと思っています。笑」
長屋さんは4月より「あなたのビジネススキルをアップさせる、AI勉強会」というコミュニティをスタートさせます。
AIを全然知らないという方でも、大歓迎とのこと。
是非多くの方にご参加頂き、AIに興味を持って頂きたいと思います。