REAL VOICE
一文字一文字に思いを込めて。
【会員様紹介】”書”のスペシャリスト、中村陽子さん
本日ご紹介させて頂く会員様は、中村陽子さんです。
中村さんは現在、公文書写教室の先生として活躍していらっしゃいます。
三方原もくれん教室と、エニシア浜松店のセミナールームをビオラ田町教室として利用して頂いております。
もともとは会社員として勤めていた中村さん。
なぜ書写教室の先生の道を歩むことになったのでしょうか?
「6歳から中学生まで習字を習っていました。そのときは”習字の先生になる”という夢を持っていました。
しかしその後、習字の道からは離れ、普通に会社員として就職しました。
ただ、昔習字を習っていたということもあり、香典袋とか、自治会の書類や、賞状など、書き物に関してお願いされる機会がよくあったのです。
それを書くたびに、”もう少し上手に書きたいなぁ。こんな字じゃ申し訳ないなぁ。”と感じていました。
その思いがきっかけで、改めて字を習い直すことにしたのです。
それが公文書写教室でした。習っていくうちに先生という道があることを知り、
小さいころに憧れていた”習字の先生”になろうと思い、そのまま先生になることに決めました。」
一度離れてしまった夢を、大人になってから叶えて仕事にしている中村さん。
いつも笑顔に溢れ、とても楽しそうにお仕事をしていらっしゃる姿が、とても印象的です。
続いて、書写教室の先生をすることのやりがいをお伺いしました。
字が上手くなることは、どんな良いことがあるのでしょうか。
「現在62名の生徒の方がいるのですが、5歳から86歳まで、本当に幅広い方に来て頂いています。
”子供に字が上手くなってほしい”、”仕事に生かしたい”、”退職してやっと通えるようになった”など、みなさん様々な思いを持っています。
ただどれだけ年齢が変わっても、字が上手にかけたときの”ニコっとした嬉しそうな表情”は変わりありません。
私もその表情を見るのがとても嬉しいし、やりがいを感じます。
手書きって、気持ちが伝わるんですよね。
内容も大事ですが、どんな字で書いてあるのかで、相手に与える印象は変わってきます。
やわらくて優しい字で書いてあれば、優しい気持ちは相手にも伝わります。
人に伝えるツールだからこそ、一文字一文字に思いを込めて、丁寧に字を書ける人が増えていけばいいなと思います。」
誰かからメモ書きなどを受け取ったときに、字が上手な方って確かに印象に残りますよね。
字によって、内容もより伝わります。
個人的に達筆な字を見ると、”素敵な人だなぁ”と感じます。
僕ももう一度習字を習おうかなと、つい思ってしまいますね。
「教室では癒されるような優しい雰囲気作りをしていきたいなぁと考えています。
子どもにとって、嫌々来るのではなく、楽しんで来れるような場所であり、
大人にとっても、家庭と職場以外の場所として、みんなで楽しみながら書写ができる
ひとつの居場所のような空間を作っていきたいです。」
5月にはエニシアにて無料体験会が実施されるそうです。
是非中村さんの素敵なお人柄に触れて、文字も上手に書けるようになって頂きたいと思います。